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斎藤は菜々に

『ありがとう。

じゃあ、来月号掲載したら

連絡するからコレに連絡先教えてくれる？』

そう言ってアンケート用紙に

名前と連絡先と簡単なアンケートに

答えて斎藤に渡した。

『菜々ちゃん。ありがとう。

じゃあ、発売日と掲載ページが

わかり次第連絡させてもらいます。

では。』

そう言って斎藤はその場を後にした。

菜々にはなにが起きたのか

事態を飲み込んでいると、

ケータイが鳴った。

『菜々ちゃん着いたよ。

もしかして、チェックの服着てる子？』

ヒデからのメールだ。

そうだよ。と言って返信すると

背の高い、

爽やかな男の人が

菜々に近づいて来て、

『菜々ちゃんですか？』

と聞いてきた。

ヒデだ。

彼はイメージ通りの爽やかな人だった。

ヒデは菜々にこう聞いてきた。

『菜々ちゃん、さっきの人は？』

バッチリさっきの出来事を

見ていたみたい。

さっきの出来事をヒデに話をした。

『菜々ちゃんかわいいから、

ナンパされてるのかと思っちゃった。』

ヒデは性格がちょっと

おっちょこちょいな人みたいだ。

確かに私の事男だと

勘違いしたぐらいだし。

とりあえず菜々は

愛李のアドバイス通り、

ヒデと映画を観に

モール中にあるシアターに向かった。

映画の後も菜々は

ヒデにごはん食べよっ。

と言って、フードコートで

簡単な食事をしながら

話をした。

どうもヒデら

私の言うことをなんでも

聞いてくれる人みたいだ。

時間も夕方になりその日は

解散となった。