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好きって言えたら……

第1章 久しぶりの再開

雪馬視点





………………。

どうすっかな。

あー、うーん。

そうだ!

今日はカレーにしよう!

そうと決まれば早速準備だー!

小さくガッツポーズを決め、玄関に向かう。

「雪ちゃん?お出掛け?」

小さく頷きそっぽを向く。

だって、俊上半身裸。

なんか恥ずかしいわ!

なんで服来てないんだよ!?

「ちょっと待って。俺も一緒に行く。雪ちゃんに拒否権は無いからね?(笑)」

拒否るって分かってて……!

「よし、行こうか。雪ちゃん。」

準備が終わったのか靴を履き、外に出た。

俺もその後を追って外に出た。

7月上旬とはいえ、流石に暑い。

外に出て5分も経たないうちに汗がじんわり滲む。

俺の家から10分程でスーパーがある。

沈黙が続く。

「なぁ、雪ちゃん?」

俊が沈黙を破った。

「なんだよ」

また可愛くない反応。

「雪ちゃんはさ、好きな子とかいるの?」

「は。いるわけねーじゃん。」

俺がそう答えると俊は微かに笑った。

意味わかんねー。

俊が好きなんて言えるわけないじゃん。

「俺はいるよ。片想いだけどね。」

ちょっぴり悲しそうに笑った。

俊にはいるのか。

好きな子、いるんだ。

早速失恋かよ(笑)

まぁ、何となく分かってはいたから、そんなに傷つかずに済んだ。

「あ、着いたね。早く入ろう!」

俺の手を掴みスーパーの中に入った。

俊の手、大きいな。












俊の好きな奴が俺だったらどんなに良いだろうか……。

どんなに……。

そんな事考えてると泣きそうになった。

もう考えるの止めよう。

悲しくなるだけだ。

早く材料買って帰ろう。

かごを取り、材料を入れる。
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