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囚虜の涙

第2章 日常と異変

いつかこの言葉が消えない枷となるだろう。俺とお前の…。


膝の上で寝返りをした顔を俺は覗き込むようにしてみる。

そして誓いをたてるように、俺の唇を彼の唇に押し付けた。

触れるだけの口づけ。
乾いた唇は潤うこともなく離れた。

「…好きだ…、誰よりも。」

掠れた俺の声が部屋に木霊する。

このとき俺は長い間、練り固めてきた計画を行動に移すと決めた。

あと七日後。
お前は俺の…俺だけのものになる。
その愛しい顔も身体も心も全部、俺が貰う。

それまで…。


それまで、誰にも心を許すな。

その身体に触れさせるな。

誰にも心を渡すな。



誰にも……。



俺だけだよ。

こんなにお前を愛しているのは…。



「…拓人。」




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