テキストサイズ

囚虜の涙

第2章 日常と異変

一人暮らしを決意した俺は早速、新居を探そうとしたのだが…。

その時にはもう、疾風が勝手に場所を決めていたのだ。
もう少し遅かったら、同居することになってたかもしれない。

どうにか説得して同居は免れたが同じマンションの同じ階に住むことになった。しかも、隣だし…。

ここまでされても、俺は気付いてなかったんだ。
その時から疾風が壊れ始めたなんて…


キーンコーンカーンコーン。


突然のチャイムの音と周りの喧騒で、ぼっーとしていた頭が冴える。

やばっ、授業、半分も聞いてなかった…

疾風のことを考えて授業聞いてないなんて、我ながら恥ずかしい。よっぽど、疾風のことが好きなんだな…。

幼馴染でも流石に仲が良すぎだよな。


再び思考に耽る頭に落ち着きのある澄んだ声が聞こえた。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ