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【 紗彩 】ー Side ー


「あぁーーー。緊張した〜。
自分の過去を話したのって初めだ！
何かね…？ すっごく心が軽いの‼︎」


「泉…１人でずっと抱えてきたんだね…
キツかったよね…
無理してまで、笑うなんて…

あんたは本当に強い子だよ‼︎‼︎

泉の心、私も全部受けとめるから‼︎
話してくれてありがとう‼︎」


泉。私ね…
あなたと親友…心友になりたいよ。
次は私が話すから。

お互いの心が近づいた時は…

『私の大切な親友』

って言ってもいいかな？


私は涙を拭きながら、泉の顔を見た。


「紗彩‼︎
私の話を聞いてくれて、ありがとッ‼︎

あと…ね。私と友達になってくれて
本当にありがとう☆」


『……泉..…。今……

はは..私…ずっと
泉のその顔が見たかったぁぁ…』


その場で泣き崩れた。

ニコッと私に見せた笑みは
初め見る、泉の偽りのない笑顔だった。