君の笑顔をーー
第17章 冬に咲いた花。
『泉ちゃん!初めましてー!
蓮からいつも聞いてるよー! こいつまじベタ惚れでさー。』
「あはは..どうも初めまして。」
(いきなりッスか?このテンション。)
『そうそう‼︎ もうご馳走様ってくらいベタ惚れ‼︎ 蓮が花火大会の時から変だったのみてたからさ? 俺ら一緒に居たんだよー?』
「あ。そうなんですか…はは。」
(あの時、一緒にいらしたのですね。)
『泉ちゃん、浴衣着てたよね⁉︎
かなり可愛いかったよ☆ 惚れそうだったー♪』
「褒めて頂いても何も出ませんよ?笑」
(何なんだ、このバズーカ先輩方は…)
『…おい。お前らはいい加減にしろ。
黙ってろ。てか、帰れ…。』
あぁ………。
蓮の顔が……怖い。見れない…。
バズーカ先輩方は蓮に一喝され
『泉ちゃん待たね?蓮に飽きたら俺と付き合ってね!』と言い、蓮に蹴られ帰って行った。
(蓮…何故連れてきた………?)