君の笑顔をーー
第11章 告げる。
『俺と付き合ってくれないかな?』
勇大は私の瞳を見つめながら告げた…
ゴンドラが動く音だけが響く。
鼓動の動きが早くなる。
勇大は真剣な顔で真っ直ぐ私を見ている。
勇大の視線から瞳を逸らすことができず
私は勇大を見据えていた…
『誰か好きな人でも..いたりする?』
「…あ。えと..ぅ…」
『…あはは。 何、固まってるんだよ?
いつも通り、泉らしく話してよ?』
「あ…はは。そうだよね?」
(いつも通りに話せるわけが
ないじゃんーーーーーー‼︎
あんなコト言われたら、意識するって‼︎)
あぁ〜
頭がオーバーヒートしそうだ………