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「有香…」


「んー？」


「あたしなんか頼りないのに話してくれてありがとう…」


「ばーか！そんなこと思ってないからこうやって話すんでしょう？」


有香の言葉にあたしまで泣きそうになる


辛いはずなのにあたしに笑ってる


「…」


「…」


「これはあたしの意見だから。ただ聞くだけでいい」


「うん」


「人生ってね、きっと幸せよりも不幸の方が多い。これだけ辛い思いした有香には必ずこれ以上の幸せが訪れる」


有香の目を見て、手を握ってあたしはあたしなりの気持ちを話す