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お前は俺のxxx

第20章 笑顔の彼。



颯太は私の腕を離し
教室から出て行った。



(何で、あんな顔するの…?
私も、他の女と同じじゃん。
自分だけ傷付いたみたいな顔しないでよ。)



『藤川ちゃん。
ちょっと外にいいかな…?』


「あ…。うん。大丈夫だよ?」


私は松本くんについて、屋上に上がった。


さっき、颯太と話す松本くんは
真剣な表情をしていた。


私を守ろうと、颯太に向かっていった彼。

いつも笑っている、優しい松本くんじゃなかった。




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