お前は俺のxxx
第30章 私の想い。
「辞め…たんだ?」
『まぁ、自主退かな。
でも、あの後も色々とあったみたいで…
颯太先輩のお父さんが動いた…感じかな。』
「え…? あいつのお父さんって?」
『あれ?結愛知らないの⁉︎
先輩のお父さん、学校の理事長。』
「はぁ⁉︎ し.し.知らなかった。」
初耳だった。
颯太のお父さんが理事長だなんて。
だから、学校の自習室を勝手に使ってたり、カフェに専用の席を取ってたり、自由にしてたんだ…
全てに合点がいった。
あのマンションもそうだ。
一人暮らしであんな高級マンションに、普通住めないよね…