お前は俺のxxx
第30章 私の想い。
香奈の携帯に、流星先輩から電話があり、明日みんなで出かけることになった。
香奈がお弁当を作りたい!というので、遅くまで開いているスーパーへ食材を買いに行き、下ごしらえをしてから眠った。
翌日、香奈を起こしお弁当を作った。
(あいつの好きな玉子焼き…
喜んでくれるかな?)
香奈は一生懸命、作っていた。
その様子が愛らしくて、笑みがこぼれた。
待ち合わせの駅に行くと、
先輩たちは先に待っていた。
『2人ともおはよ♪』
『おはようございます☆
あ…れ?颯太先輩は?』
『あー。颯太は来れないみたい。』
(そう…なんだ……。)
『結愛ちゃん。俺がいるでしょ?』
いつのまにか、気持ちが落ちていた私に碧先輩が笑顔を向けてくれた。