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お前は俺のxxx

第31章 すれ違う心。




翌日、一週間振りに学校へ行った。
教室に入ると、一つだけ空いた席。



学校を辞めた、龍牙の席だった。

いつも笑いかけてくれていた彼。

学業でも尊敬していた彼は、もういない。



私は、空いた席から視線を戻し、考えることをやめた。


クラスのみんなは、今まで通りに接してくれる。

何かがあったとは気付いていると思う。


でも、その話題に触れてくる人は誰もいなかった。

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