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お前は俺のxxx

第35章 分からない…



「ちょっと⁉︎なにす..」


強引に重ねられた唇…

まるで颯太の悲しみが
注がれているような
切ないキス…


胸が締め付けられた…


(ねぇ…。どうして…?
昨日、私を突き放したじゃん…。)


『……悪ぃ。頭冷やしてくる。』


颯太は私から身体を離すと、
額を押さえて部屋から出て行った。


私の瞳には涙が浮かんだ。


颯太のことが分からない…
颯太の気持ちが分からない…



自分の気持ちは
もっと分からないよ…

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