お前は俺のxxx
第51章 Spark⁉︎
『朝倉。結愛の手ぇ離せ。』
颯太は樹くんの腕を掴み、私の腕から離すと私をグッと抱き寄せた。
『お前、うちの学校に入って来たらしいな?言っとくけど、こいつは俺の女だ。手ぇ出すな。』
颯太は、低い声で樹くんに忠告していたが、樹くんは聞いちゃいないとばかりに、フッと笑うだけだった。
『結愛。帰るぞ。』
颯太は私の手を握るとスタスタと歩き出した。
「あ.あの..颯太。みんなに..」
『分かってる。外で待ってっから。』
私は、部屋に戻るとみんなに先に帰る事を伝えて、颯太のところに走った。