お前は俺のxxx
第59章 不穏な足音。
私が本棚の前に立つと、樹くんが聞いてきた。
『どの書籍?』
「あ。あのOOって著者の...」
樹くんは私の後ろから手を伸ばすと本に触れた。
『ちょっと待ってね..これ詰めて並べてあるみたい。』
樹くんは左手を棚に置き、私に覆い被さるようにして書籍に手を伸ばしていた。
ちょっ⁉︎ 私、動け無いんだけど‼︎
「あ..あの樹くん。私..やっぱ脚立取って来るよ!」
『大丈夫だ..
うわぁぁぁ⁉︎⁉︎』
え?
「キャーっ‼︎‼︎」
上から本がたくさん落ち、本棚ごと倒れてきた。