お前は俺のxxx
第60章 壊される幸せ。
私に覆い被さると、強引なキスで唇を塞がれた。
逃げ回る私の舌を絡めとり、呼吸さえもまともにさせてくれない。
「んん‼︎....ん...ハァ....んん..」
(やだ‼︎颯太‼︎颯太‼︎)
何度も繰り返される、乱暴なキスに呼吸は乱され脱力していく。
唇を離された時には、意識が朦朧としていた。
『結愛ちゃんのその顔、堪んないねぇ。ねぇ?上條なんかやめて、俺と付き合いなよ?』
「...ハァ..ハァ..なん.で..ハァ.あんたなんかと‼︎」
『クスッ。心配しなくても大丈夫だよ?
絶対に俺と付き合うことになるから。』
樹くんはフッと笑うと、自分のネクタイを緩めた。