お前は俺のxxx
第61章 ★俺の女だ。
登校してからの俺は、周りの奴らに信用を植え付けてきた。
人当たりが良い、優しい朝倉のイメージを。
結愛は純粋で、お人好しだ。
人を疑うことを知らない。
当たったフリをして、キスした時も俺のことを疑うことは無かった。
その後も、俺を警戒することもなく、変わらず接してきた。
HRが終わってから、結愛が資料室に行ったことは知っていた。
俺も、資料室に向かい結愛を探すと、奥の本棚の前で、書籍に手を伸ばしていた。
本が取れず、困った顔をしている。
俺は、優しい朝倉くんとして結愛に近づくと、わざとぶつかった。
結愛の探していた本を取るフリをして、本棚ごと倒した。
結愛の性格なら、必ず手伝うだろう。
案の定、思った通りの行動をしてくれた。