お前は俺のxxx
第99章 大きな存在。
(やだ…行かないで…)
「嫌‼︎颯太ーー‼︎置いて行かないで‼︎」
『結愛?』
私は跳び起き颯太を探すと、隣には驚いた顔をした颯太が私を見ていた。
「颯太…」
『どうしたんだよ?何で泣いて..』
颯太の顔を見て安心した私の瞳からは涙が溢れ落ちた。
バっと颯太に抱きつくと、颯太は安心をくれるように優しく抱きしめてくれる。
「颯太…どこにも行かないで…。
私を離さないで……お願い…。」
『俺はどこにも行かねぇよ。
お前を離したりしない。
だから心配すんな。』
指で私の涙を拭ってくれると、私の瞳を真っ直ぐ見つめながら柔らかい笑顔を浮かべてくれた。