お前は俺のxxx
第100章 ★今日はお前が..
シャワーを浴びてお風呂から上がると、着信を知らせるランプが光っていた。
携帯を手に取りディスプレイを確認すると、颯太からの着信に思わず笑みが溢れた。
すぐに電話を折り返すといつもの優しい声が耳に響く。
『課題終わったか?』
「もう少しで終わるよー!」
『そうか。お疲れ。』
颯太と話していると、部屋の呼び鈴が鳴った。
電話の向こうでは颯太の少し不機嫌な声。
『こんな時間に誰?』
「わかんない…誰だろ?」
私は部屋からモニターを確認すると
思わず声をあげた。
「えぇ⁉︎な.な.なんで⁉︎⁉︎」
モニターに映る人物を見て驚いた私の手から携帯が滑り落ちる。
急いでオートロックを解除すると、部屋から飛び出してエレベーターホールまで走った。
エレベーターのドアが開くと、そこには携帯を片手にククっと笑う颯太の姿があった。
『お前焦り過ぎ。』
「だ.だ.だって!今電話で…」
『つーか。お前風邪引くぞ。』
お風呂上がりだった私。
髪にはドライタオルを巻いたままでいた。