テキストサイズ

お前は俺のxxx

第106章 離れていく心。




翌日。
怒鳴り声が聞こえ、気分の悪ィ目覚めで叩き起こされた。


『おいコラ。
何で携帯切ってんだよ!』



目の前には、腕を組んで俺を見下ろす姉貴がいた。



『チッ。朝からうるせぇんだよ。
用なら昨日済んだだろうが。』



『親父からの伝言。
お前2週間の謹慎処分だとよ。』



謹慎かよ。
そのまま退学でも構わねぇよ。



『分かったから早く出てけよ。』



姉貴は『クソガキが。』と捨てゼリフを吐くと部屋を出て行った。



目覚め悪ィ…
一服するか。



俺はリビングへ行くと、タバコに火をつけ紫煙を吐き出した。





『これでいいのかもな…』





俺の隣で笑う結愛の顔を見つめると、
2人の想い出をゴミ箱の中に入れた。






【颯太】ーSideー




End...




ストーリーメニュー

TOPTOPへ