お前は俺のxxx
第108章 怪しい影…
「ちょっと‼︎離して下さい‼︎
急に何なんですか⁉︎」
私が抵抗しても無視してスタスタと歩く男。その様子を見ても、周りは見て見ぬふり。
引きずられる様にして連れてこられたのは、地下の工房だった。
工房の中を見て鼓動は嫌な音を立てた。
そこには複数の男子生徒がいた。
『結愛ちゃん連れて来たぞ〜♪』
私は腕を振り解こうと暴れると、
男に押さえ付けられた。
「何⁉︎やめ..‼︎離して‼︎」
必死に抵抗しても複数の男に阻まれ、身動きが取れない。
『結愛ちゃんさ〜、2年の上條と別れたんでしょ?』
(何でそんな事知ってんのよ⁉︎)
「だから何⁉︎関係無いでしょ‼︎」
『そう。だから結愛ちゃんは…
もうあいつとは関係無いんだよね?
じゃあ俺らが結愛ちゃんに手ぇ出しても文句言う奴もいないっしょ。』
男がそう言うと、他の奴らもククッと妖しく笑った。