お前は俺のxxx
第115章 彼のギャップ。
「あのさ..碧。
もしね..迷惑じゃなかったら..
碧のお弁当、作ってきても良いかな?」
碧はキョトンとしていたけど、パァっと明るい笑みを浮かべると私に抱きついてきた。
『マジで⁉︎すげぇ嬉しい‼︎
結愛ちゃんの料理、美味しいからマジで嬉しいんだけど‼︎』
子どものようにはしゃぐ碧を見ていると、いつもの穏やかなイメージとのギャップに胸がきゅんとしてしまう。
「じゃあ来週から楽しみにしててね?」
『結愛ちゃんありがとね?
そうそう、明日のデートなんだけど..
少し遠出するから泊まりになっちゃうけど、大丈夫かな?』
(と..泊まり⁉︎ひゃあ〜‼︎)
「う.う.うん‼︎だ.大丈夫だよ‼︎」
『クスっ。心配しなくても、部屋は別だから安心しな?』
動揺する私に気づいた碧は、クスっと笑うと私の頭を優しく撫でてくれた。
『明日の朝9時に迎えに行くから、そのまま電車で行こうね。』
(きっと碧は私が喜びそうな所とか色々考えてくれてるんだろうなぁ。)
私はそんな碧の姿を想像してつい笑ってしまった。