お前は俺のxxx
第116章 誤解が解けて。
『なん..だよこれ..?』
『どういう事だ?』
動画を見終わった奴らは朝倉を見て顔を歪めた。
『ククっ。ハハハ‼︎
本当やってくれんな?
一之瀬。お前ら邪魔ばっかしやがって。ただで済むと思ってんのか?
そんなもん権力でなんとでもなんだよ!』
『テメェはバカか?
親父のスネかじって権力振りかざしたってな、テメェには誰もついてこねぇ。
その権力さえ無意味なんだよ!』
権力や金なんかよりも、一番大事なものをこいつは分かってねぇ。
人との繋がりは〝信頼〟があるからこそ大事にできるもんなんだ。
それが無い関係には
〝裏切り〟しか生まれない。
守りたい。
助けたい。
信じたい。
そんなもんは頭から消えて無くなる。
利用して切り捨てるーー
朝倉はそうやって周りの人間を扱っていた。
そんなお前を誰が守んだ?
誰が信用すると思う?
人との繋がりを大事にしねぇ奴が
俺は一番嫌いだ。
朝倉。
お前の声はもう誰にも届かねぇよ。