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お前は俺のxxx

第116章 誤解が解けて。



碧は体を離し私を席に座らせると、目線を合わせて腰を屈めた。


『結愛ちゃん。心配かけたよな。
結愛ちゃんの気持ちも考えないで、
突っ走って本当ごめん。

側にいないと守れるもんも守れねぇな。
俺のことまで考えてくれてありがと。』


私は顔をプルプルと横に振ると、碧の手をキュっとにぎった。


「私のワガママなの..。
碧が側に居てくれないと嫌だから..。」


『可愛いワガママだな?』


碧はそう言って優しく笑ってくれた。


そんなやり取りをしていた時、私たちの周りにクラスメイトが集まって来た。


『藤川ちゃん。
みんなが話したいって。大丈夫?』


立花くんの言葉にコクンと頷くと、私は視線を周りに向けた。


碧はスッと立ち上がると私の肩に手を添えて、私の隣でその様子を見守っている。


『藤川さん。ごめん‼︎』


『本当にごめんなさい。
俺たちあんな噂を信じて藤川さんを傷つけた。』


『他のクラスの奴とか、色んな奴には俺たちが誤解を解くから。』


『また..クラスメイトとして仲良くしてもらえないかな?』


口々に謝ってきてくれて、みんなからの言葉に私は涙を流した。


言葉に詰まって返事が出来ず、私はコクコクと何度も頷くと、碧はフっと笑って私の頭を優しく撫でてくれた。


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