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はじまりは保健体育☆

第3章 3

「先生が…わ、私の胸を…ぎゅーってするから…」


私は真っ赤になりながら、一生懸命言った。

なのに…

ぎゅ~っ!


「ァアッ…痛ッ…なんで?」

「胸じゃないだろう?ここなんていうんだ?」

後ろから話しかけてくる先生の表情は見えない。

でも、その声から、有無を言わさない表情だということは何となくわかる。

「ぇと…あの…ち、くび…」

消え入りそうな声でいう。

先生が満足気にふっと笑った。

耳に息がかかって、それさえも感じてしまう…。

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