
叔父さんと僕
第8章 俺と甥っ子と連れ
そして夜。
俺が帰宅した7時前ぐらいにはもう啓太は家にいた。
「雪乃、お前知らない奴部屋に入れんなよ。それぐらいわかるだろ。」
「ご、ごめんなさい…その、啓太さん、昭彦さんの…お友達だって…」
「もしこいつじゃねェ誰かだったらどうしてたんだよ。」
「ご、ごめんなさい、あの、僕、もう、誰も入れないから、だから、」
雪乃の瞳はもう涙の粒を零しそうだ。
「まーまーそう言わんとさ、もうしたあかんで、雪乃ちゃん?」
そう言って啓太は雪乃を抱きしめて頭を撫でる。
テメェが入ったんだろうが。
「ごめんなさい…」
「ええんやええんや、怖い叔父さん持って自分も大変やなぁ。」
啓太がまた余計なことを言う。
ところが…
「ううん。昭彦さんはいい人。怖いけど、いい人です。」
ズビッと鼻を鳴らす雪乃。
クソ可愛いな…
…ってあれ?可愛い?
「…まあいい。腹減った。晩飯は?」
「あ、今日はビーフシチューだよ。」
そういえばそんな匂いがさっきから漂っているな。
「そうそう俺がやった肉やけん。おいしいで〜。」
「お前何時から来てんだよ。」
「まぁえーやんえーやん。早よ食おうや。」
いつもこうだ。なんだかんだ言いつつ、いつもこいつのペースに持っていかれる。
「…こいつの分も用意できるか、雪乃。」
「うん。最初から用意してたから。」
啓太は雪乃の後ろでニヤリとしている。
もうどうにでもなれ…。
俺は部屋着に着替えるため、自分の部屋に向かった。
俺が帰宅した7時前ぐらいにはもう啓太は家にいた。
「雪乃、お前知らない奴部屋に入れんなよ。それぐらいわかるだろ。」
「ご、ごめんなさい…その、啓太さん、昭彦さんの…お友達だって…」
「もしこいつじゃねェ誰かだったらどうしてたんだよ。」
「ご、ごめんなさい、あの、僕、もう、誰も入れないから、だから、」
雪乃の瞳はもう涙の粒を零しそうだ。
「まーまーそう言わんとさ、もうしたあかんで、雪乃ちゃん?」
そう言って啓太は雪乃を抱きしめて頭を撫でる。
テメェが入ったんだろうが。
「ごめんなさい…」
「ええんやええんや、怖い叔父さん持って自分も大変やなぁ。」
啓太がまた余計なことを言う。
ところが…
「ううん。昭彦さんはいい人。怖いけど、いい人です。」
ズビッと鼻を鳴らす雪乃。
クソ可愛いな…
…ってあれ?可愛い?
「…まあいい。腹減った。晩飯は?」
「あ、今日はビーフシチューだよ。」
そういえばそんな匂いがさっきから漂っているな。
「そうそう俺がやった肉やけん。おいしいで〜。」
「お前何時から来てんだよ。」
「まぁえーやんえーやん。早よ食おうや。」
いつもこうだ。なんだかんだ言いつつ、いつもこいつのペースに持っていかれる。
「…こいつの分も用意できるか、雪乃。」
「うん。最初から用意してたから。」
啓太は雪乃の後ろでニヤリとしている。
もうどうにでもなれ…。
俺は部屋着に着替えるため、自分の部屋に向かった。
