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監視 ~愛~

第1章 気になる存在から恋へ

「そういえば」
 葉月は思い出したように僕に詰め寄った。
「司に変なこと吹き込んだろ」
「変なこと?」
 そういえば、葉月がいないって心配そうに探していた司に、『早速浮気か?』って言ったっけ。
「別に事実を言っただけだけど」
 そうはいっても、極端に落ち込む司があまりにも可愛そうで、ちゃんとフォローしたけどな。
 葉月は司にぞっこんだって。
 葉月に責められるようなことはしてないぞ。
「あれから、浮気を疑われて大変だったんだぞ」
「俺はちゃんとフォローしたよ。それでも司が怒っているんだったら、自分で種をまいたんだろ」
「・・・・」
 思い当たる節があるのか、葉月は黙った。
「それにそれだけすっきりした顔しているんだから、仲直りしたんだろ」
 考えたくはないが・・、司が起き上がれないほど、昨夜は何度もしたってことだろ。

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