モテモテ男の裏の顔⁉︎
第26章 言えよ。
連れて行かれたのは…
校舎から離れた使われていない倉庫。
(何。このベタな場所…。
見られないように。ってことでしょ?)
『呼ばれた理由。分かってるよね?』
「あー。多分…?」
『あんたその口の利き方何なの⁉︎』
これだから女は嫌なんだ。
集団でしか何も出来ないの?
「そういう環境で育ったもんで…
感に触ったんなら謝りますよ。
すみませんでしたー。」
『おめぇ舐めてんのかよ‼︎』
そんな言葉づかいしてたら
綺麗に着飾ってんのも台無しよ?
「それで…要件って何ですか?」
私は声を荒げる女を無視して、
リーダーっぽい人に聞く。
『あんた湊と付き合ってんだって?』
「まぁ…。」
(あやふやに答えてればいいか。)
『調子乗んなよブス‼︎湊と別れろよ‼︎』
だからお前は黙ってろっつーの。
私に言われても困るんだよな…