モテモテ男の裏の顔⁉︎
第33章 ★初めての。
(何なんだよ…
そんな反応すんじゃねぇよ…。)
俺は後ろからギュっと抱きしめると、日和の肩に顔を伏せた。
『お前…マジ可愛い過ぎ。』
こんな台詞…一度も言ったこともねぇのに、俺の口から自然と溢れていた。
『なぁ、日和。お前を抱きたい。
嫌なら言って…しねぇから。』
「...嫌じゃ..ないよ。
私も...湊と抱き合いたい..。」
日和は俺の回した腕をギュっと掴んだ。
『おいで。俺の部屋行こ。』
抱きしめていた腕を解くと、日和の手を引いて自分の部屋へ連れて行く。
日和は真っ赤な顔を伏せたまま、俺について部屋の中へ入った。