モテモテ男の裏の顔⁉︎
第37章 彼に守られて。
私は深いため息を吐きながら、後ろをトボトボと歩いた。
(毎回こんな感じで呼び出されんのかな?毎日とか本当、勘弁なんだけど…)
『日和!』
後ろから手を掴まれ、引き寄せられた。
(わああぁぁ⁉︎)
突然のことに驚き、振り向くと息を切らせた湊が立っていた。
「湊⁉︎何で..」
『お前、来ねぇし、携帯にも出ねぇ。
屋上から歩いてんの見えたんだよ!』
(あ。約束..忘れてた..)
『で?これどういう事?』
湊は女たちに冷たい視線を向けながら、凄むように問いただした。