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病み✕つき

第1章 プロローグ




放課後、文化祭実行委員会の集まりのために1組の教室に向かった。

なんとなく空いている窓際の席に座る。



「みんな集まったかー?じゃ、始めるぞー」

「遅れましたー!」



滑り込みセーフで教室に入ってきたのは…



え、

うそ…



「遅いぞ〜天野〜〜」

「すいませんっ」



天野君…!



「ねぇここ空いてる?」

「…えっっ?あ、空いてますっ!!」

「さんきゅ」



は、話しかけられちゃった…!

しかもあたしの目の前の席に座った…
ていうかあたしの目を見てニコッて…!

ど、どうしよう…



心臓がバクバク鳴り始める。




"天野君"



わたしの好きな人



わたしはあの日から、飴をくれた男の子に恋をしていたーー






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