君の隣の相棒さん、∥
第5章 愛妻弁当(芹)
一瞬止まる思考。だけどすぐに頷いた私に芹沢さんは屋上へと誘ってくれました。
『誰かとお食事の予定とかはなかったんですか?』
「ないですよ?基本一人ですし、コンビニ弁当が多いんで」
いただきます、と手を合わせて二段のお弁当を開く芹沢さん。
“コンビニ弁当”という言葉に反応した私が次の瞬間にはおせっかいさんに変わってしまっていました。
『駄目です!いつか身体を壊してしまいます…!』
「へ‥‥?」
『ぁ‥‥その…っ』
やってしまった。不必要なおせっかいさんの私。
尊への癖が遂に別の人にも出るようになってしまったか、と苦々しく口ごもります。
そんな私に芹沢さんは微笑みを浮かべながら少し眉を下げていいました。
「気を付けますね」
あれ?素直‥‥
思わず目を見開く私なんてお構い無しに芹沢さんは食べ続けます。
「この味付け、紫音さんがしたんですか?めっちゃ旨いです!」
『はい。…良かった、です』
私には芹沢さんの笑顔が眩しくて、思わず笑みが零れていました。
隣で私自身もお弁当を食べながらそんな芹沢さんを見ていると不意にいいました。
『誰かとお食事の予定とかはなかったんですか?』
「ないですよ?基本一人ですし、コンビニ弁当が多いんで」
いただきます、と手を合わせて二段のお弁当を開く芹沢さん。
“コンビニ弁当”という言葉に反応した私が次の瞬間にはおせっかいさんに変わってしまっていました。
『駄目です!いつか身体を壊してしまいます…!』
「へ‥‥?」
『ぁ‥‥その…っ』
やってしまった。不必要なおせっかいさんの私。
尊への癖が遂に別の人にも出るようになってしまったか、と苦々しく口ごもります。
そんな私に芹沢さんは微笑みを浮かべながら少し眉を下げていいました。
「気を付けますね」
あれ?素直‥‥
思わず目を見開く私なんてお構い無しに芹沢さんは食べ続けます。
「この味付け、紫音さんがしたんですか?めっちゃ旨いです!」
『はい。…良かった、です』
私には芹沢さんの笑顔が眩しくて、思わず笑みが零れていました。
隣で私自身もお弁当を食べながらそんな芹沢さんを見ていると不意にいいました。