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天女

第4章 お城のなかで

「もう……やだ」
ギュッっと目をつむる


ふわりと頭を撫でられると身体中に
微量の電気が走る。

「よく頑張ったな」

「あ……」

「こわかっただろう」

全身の力が抜けて
思わず涙が溢れる

「そのまま俺の布団で寝るといい」

(何も着てなかったからかな 暖かい)

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