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泣き虫リトル

第1章 “間違い”



「んで、ここにX代入したら答えが、、」


『おぉっすげー分かった!』



アニキの教え方はめちゃくちゃ分かりやすい。

ちゃんと一個ずつ丁寧に解説してくれるし。


『さすが現役大学受験生~』

「中3の問題ぐらいいつでも解けるわ」


俺は今年高校受験でアニキは大学受験。

兄弟二人そろって受験なもんだから、最近家は勉強モードでちょっと息苦しい。



だから親が寝た後アニキの部屋に遊びに行くんだ。

ちなみにアニキは俺と違って頭いいから勉強の邪魔しても問題ない。と、思うw



『あーあ、でも俺が高校入学したらアニキは卒業してんだもんな。
アニキと同じ高校入っても意味ないじゃん』


「え、お前ウチの高校入れんの?」

『無理!レベル違いすぎる!』


間髪入れずに応える俺にふはっとアニキが笑う。




『、、アニキの友達から聞いたんだけどさ、
アニキって学校であんま笑わないの?』


「、、いつの間に俺の友達と知り合いなってんだ」



アニキがフッと俺の顔を覗き込む。


『ねぇ、俺の前でだけ?』


「、、、さぁな」


『図星って顔してる』

「、、、」


へぇ、そうなんだ。

じゃぁ笑ったり、優しかったりすんのも俺の前だけなんだー、、。



弟の特権かな、って嬉しくなって思わず笑うと、
フッとアニキの顔が近づいた。


と思ったとたん唇と唇が触れていた。









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