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衝動

第8章 〜夜〜


「…ぁ…ぁ…」

尋也は私の胸を、指先で撫で続けている。

『………そろそろしてほしくなったでしょ…?』

そういうことを訊くのは反則だ。完全に焦らされている気がして、とても悔しい。

「ぁ…あっ…」

尋也の手がパジャマの中に入って来る。
探るように胸を触られる。

『んー……どこがいいのかな…』

そう言いながら、胸の先っぽを指先で弄られる。
挟まれたり、転がすようにされたり。
すごく敏感になっている気がする。

「…っ…やぁ…ぁっ」

『…嫌?』

尋也は手を止めた。

「……ぁ…」

『…ん?…なーに?』

尋也は指先が触れるか触れないかくらいの位置まで離し私を見つめた。

「…や…やめないで……ください…」

『………脱いじゃおっか?』

尋也は意地悪そうに微笑み、私のパジャマのボタンに手をかけた。

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