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衝動

第8章 〜夜〜


尋也は私のパジャマのボタンを、ゆっくり外していった。

「うぅ……」

余裕そうな表情をしている。
とても悔しい。

『……いい?』

ブラをつけ忘れたため、パジャマを脱いだらもう上半身は裸になってしまう。

尋也はゆっくりパジャマを脱がせていった。

『…ちゅ……』

私の胸にキスをし、もう片方の胸を指で撫でた。

「んっ…ぅ…」

長く細い指が、私の衝動の制御を強引に解いていく。

「っ…ぁあっ…」

私の胸の先端を甘噛みした。そのまま吸われ、身体が反応してしまう。

『……可愛いなぁ…』

そう言いながら私の頬を撫でる。
顔が熱い。体が疼いている。したい衝動に駆られる。

「……も…っと」

『……もっと?』

「………もっと…してほしいです…」

『…ちゅ……』

尋也は私にキスをし、首から下へ、なぞるように指を這わせた。

そして、何も言わずに私のパジャマのズボンを下げ、下着の上から触り出した。
自分でも、かなり濡れているのがわかった。

「…っ…!?…ぁ…ぅ」

『……めちゃくちゃ濡れてるけど…栞ちゃんこんなに敏感だったんだね。これしたくてつけずにきたの?誘ってるとしか思えないんだけどな…』

尋也は意地悪そうに微笑み、下着の上から触り続けた。



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