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「前の圭一と、何も変わってないじゃない。

私が居なくなって少しは反省したんじゃなかったの？」




思い出した…。


この感じ。


私…言いたいことは我慢しないで言うタイプだった。




何だか、気持ちがすっきりしてきた。




「恋実…。恋実が変わってほしいなら
俺、頑張るから…」




「…無理。

もう、圭一じゃ駄目なの…。」



「恋実…」



「無理って言ってるでしょっ？！」






毅然とした態度で居られるのは
きっと、味方が居てくれるからだ。





心の中の塊が、


ゆっくりと溶けていく気がした。