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溺愛禁止。

第8章 後悔

いきなり好きじゃないって言ってしまった私に
圭一は眉間に皺を寄せて迫ってきた。



だけど、


めげる訳にはいかない。



「圭一のことが嫌になって逃げてきたのっ…。

なんでわかってくれないの?

なんで追って来たの?」



「恋実…嘘つくんじゃねーよ。

お前は俺のこと…」


「昔の話よ、今は好きじゃないし、

私をモノ扱いする圭一は…


嫌いよ…。」






前に…別れたいって言った時


“冗談だろ”“俺のモノなんだから”って


全く向き合ってくれなかった。



話しても無駄だと思って逃げたのだけど
何も解決しなかった。




だけど---


もう、逃げられない。





蓮君に会わないって言ったこと
時間が経つにつれて後悔が大きくなっていく。






蓮君に、



会いたいから…








もう、逃げない。

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