テキストサイズ

溺愛禁止。

第9章 ちょっとだけなら許可します。

「俺達…彼氏と彼女だね…///」


自分で言ってて恥ずかしいや…。



それでも恋実ちゃんは


うん、と言ってくれた。





「俺を好きって言ってくれたってことは

俺にもっと好きになってほしいって
思ったんだよね?」



その質問には
ん-、と首を傾げる俺の彼女。


俺はその傾いた顔を両手で包み込んで真っ直ぐに戻すと


恋実ちゃんの可愛い額に自分の額を合わせた。




そして、



「言われなくても勝手に溺愛しますけど。」




睫毛が触れそうな距離で俺がそう言うと















「ちょっとだけなら…許可、します…///」











恋実ちゃんは俺の手の中で


ちゃんと俺を見ながら答えてくれて






恥ずかしそうに笑った。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ