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溺愛禁止。

第10章 笑えば笑うほど。

「恋実さんって、俺の2つ年上なんですよね?」


「佐々木君18だよね?」


「そうです。」


「じゃあ2つ違いね。」



「蓮先輩と付き合ってるんですよね?」


「え?//もう、急に何?//」



「いや、蓮先輩が羨ましいなと思って…。」


「羨ましい?」



「はい。だって恋実さんみたいな美人可愛い彼女が居るなんて…。」



美人可愛い?


そんな言葉聞いたことないけど…誉めてくれるのは嬉しいな。



「俺、年上がタイプなんです…だからもし恋実さんが蓮さんと別れたら俺が…」




俺が…何?


佐々木君は私の背後に視線を向けたまま
固まってしまった。







そして---






「おい、佐々木。

俺と恋実が別れたら何だって?あ?」







いつの間にか私の後ろに蓮君が立っていて



いつもよりも少しだけ



蓮君の低い声が届いた。




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