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溺愛禁止。

第10章 笑えば笑うほど。

圭一と、ちゃんと別れてから二週間が経った。


蓮君に好き、って自分の気持ちを伝えてからも
二週間だ。


前回の休みは蓮君に誘ってもらって映画デートしたけれど


手を繋いだだけで


キスも無くて


部屋にも上がっていかなかった。




期待なんか全くしてないし、寧ろホッとしちゃったけど…何だか蓮君らしくないというか


蓮君の溺愛するってどういうことなんだろ…ってちょっぴり考えてしまった。


明日の休みもデートに誘ってくれたけど
どこに行くんだろ…。


そんなことをボーッと考えながら閉店前の片付けをしていると


「恋実さん、これ俺やっておきます。」

「じゃあ、俺はこっち片付けておきますね。」


佐々木君を含む二人のバイト君が手伝ってくれた。

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