溺愛禁止。
第10章 笑えば笑うほど。
その後、蓮君はいつもと変わらず私を楽しませてくれた。
ランチは恋人達で賑わっているお洒落なカフェでパンケーキを食べた。
蓮君は意外にもスイーツ男子だから好みが合って嬉しい。
お腹が満たされるとブラブラと街を歩いて
たまたま通ったゲーセンに入った。
「何かやりたいのある?」
「んー、あれやりたい!」
私が指を指したのはバスケット対決だ。
お互い5本ずつシュート出来てどちらが沢山ゴールを決められるか。
「恋実ちゃん、バスケ出来るの?」
「得意…だったよ?」
中学の時の球技大会で最優秀賞もらったもんね…。
「よしっ、じゃあ負けた方が勝った方の言うことを一つ聞くこと。」
蓮君も自信があるみたい。
「OK!」