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溺愛禁止。

第12章 邪魔する男達

約束の時間が近付くと恋実ちゃんは店長と他のバイトに“後、お願いします”と言って更衣室に向かった。


戻ってきた恋実ちゃんはお化粧を直してきたようでピンクの唇が色っぽかった。


今日は髪の毛を少し巻いていて、白のワンピースもすごく似合っている。


まるで天使のようだ。


今すぐに裏へ連れ出して、そのリップの色が落ちるくらいに激しくキスをしたい衝動に駆られた。



お願いだから…


それ以上、可愛くしないで…。



心配で、心配で…



たまらないよ…。





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予定の時間の10分前だった。


お店の入り口がガラガラっ、と開いて


先頭には“奴”の姿
奴の後ろには、二人の男と二人の女が居た。






二人の女のことなんかどうでもよくて…



恋実ちゃんの姿を見た時の…
奴と、後ろの二人の男の表情が


デレっ、としたように見えて



妙に気になった。








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