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溺愛禁止。

第12章 邪魔する男達

「和也と…学?」



「よっ。」

「久し振り。」


健太の後ろからひょこっと顔を出した二人。
全然変わってない…。


ふざけてばかりだった和也と学。
二人の漫才や、ものまねを見るのが好きだった。


おかげで悲しい時も笑うことができたんだ。




そして---




「健太に聞いたわよ、恋実。」


…奈央子…。




「私も。

本当、アンタって昔から悩みとか言わないタイプだったよね。

そーゆーところ、直したの?」


…由佳莉…。



二人はサバサバとしていて、言いたいことを言った後は…引きずるタイプじゃなかった…。



「悪い、恋実。

元カレのことコイツらに話したんだ…。」



「いいの…健太、ありがとう。」


奈央子と由佳莉の表情があまりにも優しくて
涙が溢れてきてしまった。




「おい、感動しすぎだろ?」

「マジで。そんなに俺に会えたのが
嬉しいのか?」

「ちげーよ、ばーか。
俺に会いたかったんだよな?」


「もうっ、二十歳になってもアンタらウザい。」

「とりあえず乾杯してからにしてよ。」


健太、和也、学

奈央子、由佳莉の順にそう言われ




私は泣きながら笑って


みんなを個室に案内した。

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