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「はあああ？」

「あり得ない。」

「まったく。」

「意味がわからん。」

「同感。」


乾杯してから今までの一時間、私の元カレの話で過ぎていた。


「…ごめんなさい。」



私は一体、何回…

いや、何十回謝っただろう。



やっぱり圭一の言いなりになっていた私のことを誰も理解してくれない。


「元カレも元カレだけど

アンタもアンタよ、恋実。」


そう言うのは由佳莉だ。


「何でも一人で解決しようとしてたけど結局は誰かを巻き込んできたじゃない。


ねぇ、覚えてる？」



「…何？」


「中学三年の時、恋実…クラスの女子から無視されてたじゃん。」



「…うん。」



認めたくなかったけど、急に数人から無視され始めたんだ。


いつの間にか元に戻っていたからあまり気にもしていなかったけど。


「あの時、健太のことを好きな女子が無視する指示を出してたみたいなの。

健太がその子に直接文句言ってくれたの

恋実、知らないでしょ？」


「…？」



「お前卑怯だな、言いたいことがあるならはっきり言え、無視なんて最低だな、って…。


健太は、自分のことが好きな女子に
アンタのためにそこまで言ったんだからね？」




全く…知らなかった…。