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溺愛禁止。

第12章 邪魔する男達

健太から聞いていたとはいえ、直接言われると
ドキドキしてしまう。


だけど


「和也、彼女居るでしょ?」


奈央子が即、突っ込みを入れる。




「彼女が居ても好きなの。

恋実は俺にとって“永遠のマドンナ”だからさ。」



…永遠のマドンナ?


「俺もそうかも…。」


え?学まで変なこと言わないでよ?


「恋実に会わなかったこの数年の間に何人かと付き合ったけど、やっぱり…ふとした時に思い出すんだよな…。

それに、今日久し振りに会って改めて思ったけど

やっぱり可愛い。

綺麗になったよ…。」



…学…。






「ちょっとアンタ達、私と奈央子のことはこれっぽっちも好きにならなかったわけ?」


「由佳莉と奈央子は
男友達みたいなもんだからな。」



和也がそう答えると健太と学も
うんうん、と頷いている。




「6人で海行って、よその中学の奴らにケンカ売られた時だって、

俺達は上手くかわそうとしてるのに
由佳莉と奈央子は買う気満々だったろ?」





…あぁ、そんなことあったな…。


ふふっ、懐かしい…。

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