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溺愛禁止。

第12章 邪魔する男達

「そーいえば、冬に担任の山口の背中に石の入った雪玉投げたのも由佳莉だったか?」


「私じゃないよ、奈央子でしょ?」


「あー、やったやった。
私、山口嫌いだったんだよねー。」





「石は入れるなよ。」

「マジで問題児。」

「うん、石は駄目でしょ。」

「せめて雪だけ固~く握っとけ?」

「いや、それも痛いよ?」





奈央子に
健太、学、私、和也、由佳莉の順で突っ込んだ。



この感覚が好きだったんだ。





「お前らが悪いことばっかりするから
一緒に居る恋実まで先生に怒られてたよな?」





「ふふっ、そうそう。

でも私、怒られてる時も何だか面白くて
笑い堪えるの大変だったー。」



みんなと居ると


楽しいことばかりだったな…。


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話は尽きず、いつの間にか笑い転げていた私達。


もちろん私も…


お腹を抱えながら笑っていた。


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