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溺愛禁止。

第12章 邪魔する男達

調理場に戻った後、その賑やかな声が此処まで届くようになった。


俺が不機嫌なのを面白そうに
月子が近寄って来る。


「ねぇ、蓮?
恋実ちゃん、蓮と居る時より楽しそうね。」


「うるせー、余計なお世話だよ。」


自分でもわかってるっつーの。



「ねぇ、蓮…。」


「何だよ、その何か企んでいるような
悪い顔して。」


「ちょっと、この美しい私に何を言うのよ。

それよりも…蓮、恋実ちゃんのところに顔出して来なさいよ。」


「は?何でだよ。」


「ドリンクの注文が入ったらアンタが行って、
恋実の彼氏ですって挨拶すればいいのよ。」


「…。」



「早いうちに手を打たないと恋実ちゃん
あの3人の誰かに奪われちゃうかもよー。」



「黙れよっ、

ったく…。」



あー、イライラする…。



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