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溺愛禁止。

第13章 離れる心

信用できるわけないよね…。


いきさつを説明して謝ったけど
そんな表情だったもの…。


私は…どうしたらいいのだろう…。



私達…本当にもう、終わりなの?



好きなのに…。



蓮君のこと…好きなのに…。





涙が溢れてきたその時だった。
背中から聞こえてきた会話に手が止まった。



「いいの?私その映画見たかったの!

蓮、一緒に行ってくれるの?」




「あぁ、いいよ…。」




「でも、やっぱり彼女さんに、悪いかな…?」


















「…いや、大丈夫だよ…。





もう、別れたから…。」









小さな声だったけど



はっきりとそう言ったんだ。









私は蓮君に…





嫌われてしまったんだ…。

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