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溺愛禁止。

第5章 いい人?

見上げたすぐそこには
蓮君の顔。


男なのに透き通るような肌で
薄い唇に綺麗な目。




蓮君の目は、優しくて…



好き。





「…///…恋実ちゃん…。

見てって言ったけど、見すぎだからっ///」




「…あっ、ごめん…///」




二人で仲良く頬を紅く染めた。








「恋実ちゃん…俺…。」



「…?」





蓮君は自分の両手をゆっくりと動かして
私の両手と絡めた。


両手が蓮君と繋がっていることに
戸惑う私。



一瞬手を引いてみたけど、力は緩まない。





そして蓮君は




「ごめん…。


友達としての溺愛宣言は撤回する…。」




そう呟いた。




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